地方移住かあ……

雑記

ある日、郵便受けに『SHIMANE LIFE』という小冊子が投函されていました。

出身は鳥取県ですが勤務地が長らく島根県だったこともあり、捨てずに自宅へ持って帰ることに。

さらさらと読むと地方移住の為の情報誌のようでした。

コロナがようやく落ち着いた、でも感染者数が減った要因が何かよくわからないこの状況でこれを出すのはアリなのか?🤔

島根県と鳥取県は隣り合う県で環境・文化・教育・歴史等様々なものが近しいので、メリットもデメリットもある程度は共通しているかな、と思います。

メリットについては色々なサイト・団体で積極的にアピールされているのでデメリットに触れておこうかな、と思います。

※個人の感想なので参考程度にお読みください

マイカー必須

悲しいことに公共交通機関があまり便利ではないので、どこへ行くにもマイカー前提となります。

使用頻度から言ってもレンタカーやカーシェアリングは現実的でない、かな……。

カーシェアリングについては拠点がさほどもないですし(首都圏のノリでいると「え?!なさすぎない?!」となる)

更には『一家に一台』ではなく『ひとり一台』で持っていることがかなり多いと聞きます(私の周りもそうでした。夫所有がファミリーカーで妻所有が軽、というパターン多し)

よって維持費がそれなりにかかります。

地方だからななのかあまり値下がりがなく、ガソリン代の負担はかなり大きかったです💦(保険料の方は無事故無違反が維持出来て長期契約をしていれば掛け金は下げられるので、そこまで大きな負担ではなかった。駐車場代も首都圏より断然安いです)

また、島根県・鳥取県とも平野部でも積雪&路面凍結があるので雪と凍結の対策が必要になります。

スタッドレスタイヤは必須。自力で交換できない場合はカーディーラーやガソリンスタンド等に依頼しての交換になるのでタイヤ持ち込みの労力や工賃が必要になってきます。

繫忙期だと数日~1週間以上の待ちが当たり前なのでシーズン前には予約したい(飛び込みはよほど運が良くないと受けてもらえませんでした)

山間の町に住むor山へ遊びに行くならチェーンも必須ですしね。

朝、車を出そうとするとフロントガラスが凍結しているので解氷剤で溶かしたりぬるま湯で溶かしたりと手間をかけないといけません(車のエアコンに曇り取りの機能があるのでそれを使うテもありますが、めちゃくちゃ燃費が下がります……)

ルーフやボンネットに雪が積もっているなら下ろさないといけないですし(雪を積んだままの走行は非常に危険です。燃費悪くもなるし)

……と、まあこんな感じでマイカー絡みの負担が結構あります。家賃や駐車場代が安い代わりにこの負担があるので、思ったほど安くならないケースもあるんじゃないかと思います(もちろん安くなる場合もあるとは思いますが)

求人が限られている

私が東京に引っ越してきて驚いたのが、求人件数と内容の差。

圧倒的に件数が多く、職種・業種が豊富なんですよね。そして賃金が圧倒的に違う。

鳥取県にいた時は小売り・サービス・営業・清掃・工場・工事現場での勤務がほとんどで、『ガッツリ稼ぎたい』となるとバリバリ営業職で頑張るかパチンコ店勤務か……みたいな感じでした(転職の場合)

私の周りではダブルワークをする人も少なくなかったです。

安定を目指すなら新卒の段階で地元の大手企業か公務員・金融機関に就職って感じでしょうか。あるいは医師等の国家資格を取得して就職か……。

進学→就職のフローでちょっとでもミスるとすぐ転落してリカバリーが難しくなるって印象でした。

ただ、『元々IT系のスキルを持っておりフリーランス等である程度の収入が確保出来ている状態で移住』であればさほどデメリットでもないのかな、と思います。場所を選ばず働けるITってやっぱり強いなあ。

なお、起業される場合は慎重&綿密な計画を……。

人間関係

これは田舎あるあるかもしれませんが、都市部と比べるとやはり人間関係が密ですね。

もちろん各人の個人差はありますがプライベートなことを根掘り葉掘り聞かれるのは挨拶みたいなものでした💧

会社の人と行動半径が重なり合ってることも多々あるので「この間の休みに○○にいたよね?!」と言われたり休みの日にばったり遭遇も日常茶飯事。

経営不振で勤務先店舗が閉鎖して次の会社へ就職するまで1年半くらい期間が空いていたんですが、近所の人に「まだ仕事見つからないの?」と言われることもざらでしたね……。

期間が長すぎたせいか再就職してからもしばらくは無職だと思われていたし。

(一応失業給付は受けていて、バイトするより多い額をもらっていたので敢えて働かず探し続けていました)

そしてどちらかと言えば閉鎖的なコミュニティが出来上がってしまっているので、そこに溶け込んでいくのはなかなか骨が折れます(※個人差はあります)

私は5歳から35歳までを鳥取県で暮らしていましたが、進学や就職等環境が変わる度に人間関係に悩んでいたコミュ障でした💦楽ではなかったですね……。

そもそも他の都道府県から引っ越してくるとそれだけでご近所の注目の的になってしまうので、そういういのが苦手な方は心の準備をしておいた方が良いかと思われます。

(今はコロナ禍ということもあり、そこまで接触がない可能性もありますが……どうなんでしょうね?)

大まかに3つを挙げましたが、個人的には「周産期母子医療センターの数が少ない」のもデメリットですかね……。

一般の産婦人科はそれなりにあります。が、周産期母子医療センターは少ないです……。

実家と絶縁していなかったとしてもこの為に「里帰り出産はないな」と思ったくらい。

と、まあネガティブになってしまいましたが、いいところももちろんあります。

が、安易な気持ちで移住しよう!となると結構苦しむこともあると聞くので、よ~く考えて計画して欲しいなあ、と思います。

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