やっとわかった「体外受精は大変」の意味

不妊治療

いよいよ採卵日決定!

5/15受診。前回と同じように血液検査とエコー(内診)で経過を診てもらい、採卵日は5/18に決まりました。

タイミング法・人工授精の時は卵子の育ちが遅かったので採卵も予定よりズレ込むかな……と思っていましたが、心配はなかった様子。よかった。

前回と違うのは『採卵日までにやらないといけないこと』の説明を受けたことですね。

内容は以下の通りです!

採卵3日前(5/15)

この日はHMGを自己注射と就寝前にクロミッドを1錠服用しました。

自己注射……あれで終わりじゃなかった……(絶望)

この日は夫が休みの日だったので、自己注射に必要なものを見せながら説明と実際に注射の実演を見てもらいました。薬はネットで検索してどれがどういう作用があるのかも説明。

自分で「見る?」って言ったクセに、いざ見られながらやるのは緊張(笑)

それでもひとりでやるよりは安心していいですけどね!

この他は特にやらないといけないことはありませんでした。

採卵2日前(5/16)

この日から『ロキソニン』という薬を1回1錠・1日3回服用。

ロキソニンは割とメジャーな消炎鎮痛剤――平たく言うと痛み止め、ですね。飲んだことがあったり、飲んだことはなくても名前を聞いたことがある人は少なくないんじゃないでしょうか。

ロキソニンの他にも痛み止めが処方されていて「そんなにたくさん痛み止めを飲まなきゃいけないなんて、採卵はそんなに痛いんだろうか……」と怯えていました。

が、この場合のロキソニンの役目は痛み止めではなく『採卵前の排卵を防ぐこと』なんだそうです。

聞いた時は「何故ロキソニンで排卵が防げるの?」と脳内ハテナ乱舞でしたが、要するに炎症のような状態が起きて排卵がされるそうなんです。それをロキソニンの力で止めて、採卵日に成熟した卵子が採れるようにするんだとか。

これを聞いた時「新しい学びを得たな……!」と思いました(笑)女性自身でも「女性の身体」って知らないこと結構ありますよね。

少し話が逸れましたが……ロキソニンを朝・昼・晩とそれぞれの食後に飲み、就寝前にクロミッドを飲んでこの日やらないといけないことは終了。クロミッド服用はこの日でおしまいです。

採卵前日(5/17)

いよいよ前日。この日が1番面倒でした(苦笑)

まず、深夜1時(5/16の25時)に自己注射&点鼻薬使用をしなければなりません。しかも時間厳守で、これが出来なかったら採卵中止になるレベルです。

深夜0時50分からHCG(自己注射の薬)を準備して時間になったらすぐ注射出来るようにスタンバイしてくださいとの指示付きでした。

「細かい……(ウンザリ)」と思うかもしれませんが、それだけ重要ってことですよね。

時間厳守!ということなのでまずは素早く出来る点鼻薬から。

右左1プッシュずつ。う~~ツ~ンとする~(汗)

次は注射。今までは深呼吸して覚悟を決めてから(笑)刺していましたが、今回は時間との勝負なので”タメ”を作らずに一気にプスッ!といきました。案の定痛い(涙)

注入はゆっくり行って無事終了。病院でもらった絆創膏を貼り、片づけて就寝。

そしてこの日もロキソニンを朝・昼・晩と3回服用です。

これで採卵前日のミッションは終了です!

やっとわかった「体外受精の大変さ」

ここまで通してやっと「体外受精って本当に大変だ……」と痛感しました。

まず、次回の受診指示が本当にランダム。3日後のこともあるし、翌日また来てくださいねって言われることもあります。

事情を知らないと「(休まないといけない等)もっと早くわからないの?!」と思われそうですが、卵子の育ち次第なので「数日後かもしれないし明日かもしれないし」としか言えないんですよね。

働きながらだと仕事との折り合いがつきにくくてつらいと思います。少ない人数で回していたり、繁忙期だったりすると急なシフト変更や出勤時間の調整も言い出しにくいでしょうし。更に職場の理解がないと肩身が狭いと思います。

私ももしあのまま働き続けていたら精神的に疲弊していたんじゃないかな……。

この問題の解決は大きい上に根深いので私個人でどうこうは言えませんが、「個人差はあるけど想像以上に大変なんだ」ということはわかってもらえるといいなあ……と思います。

また、メンタル的なサポートとケアは本っっっ当に!大事だと思いました。

夫の理解と精神的な支えがあるから「自己注射は嫌だけど頑張ろう」と思えたワケで、これが仕事との折り合いで疲弊して検査や自己注射がつらいところに夫の無理解・無神経が重なると、場合によっては心が折れてしまっていた可能性が高いです。

夫からの「頑張ってくれてありがとう」があるからやり通せた、頑張れたんです。今日の診察・検査内容を全て聞いてくれてやらないといけないことを把握してくれたから続けられました。

もし、「これから体外受精を始めよう」というご夫婦や既に始めているご夫婦がいらっしゃるなら、旦那さん(便宜上こう呼びます)は最大限サポートして、治療内容をしっかり把握して欲しいです。

奥さん側(便宜上こう呼びます)はその日の治療内容を報告したり「やらないといけないこと」を伝える時は「手短に」「結果・要点を伝える」と伝わりやすいかもしれません。面と向かってだと上手く伝えられない時はLINE等の文字メッセージで伝える方がやりやすいかも。

もし、手短に冷静に伝えて「はあ?知らねえよ」みたいなリアクションをされたらグーパンしていいと思います。私ならします(笑)

男性/女性でしないといけないことが違いますが夫婦で話し合って不妊治療をすると決めたなら、理解・支え合い・コミュニケーションは必要不可欠だと思いました。

次回はいよいよ採卵です。い、今から緊張……。

≪追記≫

領収書画像を添付していませんでした(汗)失礼致しました。

内容は血液検査・内診(エコー)・診察・院内処方の薬代(HMG・HCG・点鼻薬・ロキソニン・座薬)でした。

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